香港航空の経営状態について

香港航空の経営状態について

皆さんこんにちは。ハーガウです。コストパフォーマンスのすばらしい香港航空ですが、経営状態について不安に感じておられる方もいらっしゃるかと存じます。

今までにメディアに公表された内容を時系列で下記の通りまとめましたのでご参考ください。

20187月以降

少なくとも6人の役員が辞任

20181231

大株主である海航集団が、香港航空の株主の一つである「香港航空咨詢服務公司」に対して8.5億香港ドル(約117億円)の返金をおこなうよう裁判所に訴えを起こす

201913

保険会社「ブルークロス」が香港航空の利用者に提供していた旅行保険を17日から停止すると発表

201915

香港航空「倒産の噂の発信者には訴訟も辞さない」と発表

2019530

5月だけで11件の部品落下があり国交省から再発防止指導

20197月頃 

既に厳しかった財務が、反政府抗議デモの長期化でさらに悪化

2019121

機内エンターテイメントサービス1時停止

(20204月現在、既に再開しているとの情報があります)

2019122

航空輸送許可局(ATLA)は、香港航空へ127日までに一定の資金を確保するよう指示 資金調達できな場合は運航停止措置も有り得ると警告

2019126

親会社のHNAグループが中国の8つの銀行から4年ローンで40億元(約56800万米ドル)を借り入れ 。空港使用料、燃料、航空機のリース代と従業員への給料の支払いなどを行うと声明

20191218

空港使用料未払いにより、香港空港管理局(AAHK)に駐機していた航空機7機を差し押さえられる。60日以内に支払わなければ、売却して未払金として回収されると通達

20191229

経営再建策として、赤字路線を廃止して黒字路線に集約することを発表。赤字で運航停止した路線は、カナダのバンクーバー(210日)、ベトナムのホーチミン(220日)、中国の天津(210日)

2020221

香港航空の大株主である中国の複合企業「海航集団(HNAグループ)」を政府の管理下に置き、グループの中核を成す航空会社や関連事業を売却することを発表。

ここ数年、格安航空会社との価格競争で疲弊していたところに、昨年の香港の政治情勢の悪化により、香港への観光客が激減し、追い打ちをかけるかのように、新型コロナウイルス流行で大打撃を受けている中で親会社の破綻が発表されました。

中国政府はHNAの航空資産の大部分を国内の3大航空会社の中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空に売却する意向であり、また、HNA傘下の上海の貨物航空会社、金鵬航空も江蘇省政府に売却される公算が大きいという。航空各社との協議は続いているそうです。香港航空については現時点において情報はまだありません。

海航集団は1993年に海南省で設立された海南航空から急成長した複合企業で、米ヒルトンやドイツ銀行など欧米企業の株式を相次ぎ取得。しかし、買収資金の大半は銀行などからの借り入れで、昨年6月末の段階で負債総額は7179億元(約12兆円)に達していました。こうした中で同社は、香港の旧啓徳空港跡地の用地売却や、ドイツ銀行株の一部放出などで、負債返済資金の確保に走っていたようですが、間に合わずに破綻し、政府管理下に入りました。

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