香港の新型コロナ対策事情

香港の新型コロナ対策事情

皆さんこんにちは。

ハーガウです。

本日は香港の新型コロナウィルスへの対策状況についてまとめたいと思います。

53日現在、香港における感染者数は1,040人で、死者は4人となっており、329日以降は増加していません。感染源も特定されており、国内での感染は抑え込まれています。

以下のリンクにて確認することが可能です。

https://www.coronavirus.gov.hk/eng/index.html

香港における新型コロナウイルスの感染抑制対策は、罰金や禁固刑等の罰則を伴う自粛規制を実施してもらうための経済的な補償が両輪になっていることが特徴でSARSの教訓を活かし、欧米のような「外出禁止を伴うロックダウン」を用いずに、新型コロナウイルス感染拡大を抑え込めています。

現時点でうまくいってるように見える、この香港政府による感染抑止のための取り組みを以下時系列で振り返ります。

20191231

原因不明のウイルス性肺炎について専門家会議を開催

202012

空港、鉄道での衛生措置や武漢市の市場訪問者の隔離を開始

202017

行政長官が、

1)状況に応じた迅速な対応、(2)事態悪化を想定した準備、(3)情報開示と透明性の維持」

という感染症対策3原則を発表

202018

『病気の予防と管理条例』を一部改正。罰金や禁固など罰則規定に関する細部を規定

2020115

感染症対策の「専門家会議」を開催

2020125

行政長官が、新型コロナウイルスへの警戒レベルを「厳重」から「緊急」に引き上げ。

空路、鉄道の武漢往復便の停止、春節期間内の行事の中止、全小中学校等の休校、マスク供給の円滑化を要請

202023

中国との出入境ポイントの事実上の閉鎖、武漢からの帰還香港居民への電子追跡機器(リストバンド)着用措置の開始

2020218

伝染病予防及び防疫基金の増額を発表

2020226

政府による補償が発表

1)個人に対する優遇措置

18歳以上の香港永久居民に       10,000香港ドル支給

2019/20年度の給与税及び個人所得税が100%減免(上限2万香港ドル)

2)法人に対する優遇措置

2019/20年度の法人税を100%減免(上限2万香港ドル)

2020/21年度のBR(商業登記料)を免除

Annual Returnの更新料を2年間免除

202035

「防疫感染基金」を財源とする飲食食品関連のライセンス保有者向けの保証金制度の運用を開始。

レストラン営業者に対し最大20万香港ドルの補償を発表

2020319

過去14日以内に日本を含むすべての国・地域(中国本土・マカオ・台湾を除く)に滞在歴のあるすべての入境者への14日間の強制検疫実施

入境者は

1健康申告表と検疫令上の書類を機内で記入,入境時に提出

2強制検疫期間中、全員が監視用電子リストバンドを装着

3空港で唾液採取検査の実施

が必要となった

2020325

1 海外から航空機で香港に到着した全ての非香港住民の入境禁止

2 中国本土、マカオ、台湾から入境する非香港住民で、過去14日以内に海外での滞在歴がある者の入境禁止

3 香港国際空港における全てのトランジットサービスを停止

4 マカオと台湾からの入境者は、香港住民、非香港住民を問わず、中国本土からの入境者同様14日間の強制検疫対象

とすることを発表

2020328

飲食店やレストランについて営業条件を厳しく制限

最大で定員50%の稼働率まで、1テーブルの5人以上の利用を禁じる

違反した店舗は罰金5万香港ドルおよび禁固6カ月の対象

職場、婚礼、葬儀などを除く公共の場での5人以上の集まりも禁止

違反者には1人につき罰金2000香港ドルが科せられ、起訴された場合は罰金25000香港ドル及び禁固6カ月の対象

2020428

行政長官が、54日より、以下の2段階に分けて政府の行政サービスの再開を発表

(1)大部分の香港政府公務員の通常勤務体制への復帰。

(2)勤務・営業時間を通常時間に近づける。

(3)屋外スポーツ施設、図書館等公共施設で4名を超える集会禁止規則に抵触しない前提で再開。

(4)会議・委員会等の再開。

その他の制限措置は継続。

以上が香港政府の措置を時系列でまとめたものになります。

香港では、検疫所の検査で陽性になると自宅、ホテル、政府の指定施設での強制検疫となりますが、多くの人が自宅にて隔離措置となるので、病院に負担がかからない仕組みになっています。

自宅検疫では、自由行動になりますが、QRコード付きのリストバンドの装着が義務付けられ、GPSも常時オンにするなるため、外出が抑制されています。

このような方法をとることによって、香港では医療崩壊が起こっていませんが、その一方で、先日イギリスの留学から戻った子供が自宅検疫中に同居する祖父にコロナウィルスを感染させてしまい死亡する痛ましい事例もあり、全く問題ないとは言い切れない政策ではあることを最後に付け加えておきます。

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