香港の救急治療と医療事情について

香港の救急治療と医療事情について

皆さんこんにちは。ハーガウです。

香港14年目のハーガウですが、

今までに二度救急車で運ばれたことがございます。

二度の救急搬送

1度目の救急車

1度目は来てまだ間もない頃に、causeway bayの四川料理レストラン南北樓で食事中にトイレに立とうとしたところ、脳貧血で倒れてしまい、同僚が救急車を呼び、幸い意識があったので行ったことのあったcauseway bay からすぐ近くのhappy valley にある養和病院(サナトリウム病院)を指定して連れて行ってもらいました。

おそらく、仕事のストレスと辛いものを食べたせいでちょっとしたアナフィラキシーショックになったのかもしれません。その後同じような症状になることなく改善しました。

2度目の救急車

2度目は、今から5年ほど前に夏休みに日本に家族を連れて帰国する当日の早朝にベッドで休んでいたところ、突然体にこれまでに経験したことがないようなひどい激痛が走り、家内にお願いして救急車を呼んでもらい、歩くこともままならず、ベッドルームから酸素マスクをつけられ、車椅子で救急車まで運ばれそのまま油麻地にあるクイーンエリザベス病院に緊急搬送されました。到着後、病院はまだ夜が明けたばかりの早朝だと言うのに、緊急外来の受付のあるホールは、私以外の病人の横たわったストレッチャーでいっぱいで、病院に着いたら最初にトリアージ(緊急度の高い人とそうでない人を選り分ける作業)され、私は準緊急と言う扱いになり、しばらく受付ホールに放置されました。

私のすぐ隣に頭が痛くて死にそうだからすぐ見てくれ、水をくれと叫ぶとインドか中東の人間がおり、誰も相手にしないので私の付き添いで来ている家内が気の毒に思い水を持っていってあげるような有様でさながら野戦病院のような様子でした。

当の私はストレッチャーで待っている間にずいぶんと痛みが緩和したのですが、原因がわからなかったため、X(腎結石を疑われていた)や採血を行いましたが、異常が見当たらずその日は万一再発した場合に備え、痛み止めのオピオイド(がんの緩和に使うような強い鎮痛剤)を処方されましたが診察料合わせて300香港ドル位で、あまりに安く驚いた記憶があります。

余談ですが、その後日本で内臓疾患等の検査をするため腹部超音波検査も行いましたが、何も異常が見つからず、原因は今もはっきりしないのですが、おそらくジムで大変な負荷をかけて筋トレを行っていたので、背筋か腹筋の大きさ大きな筋が断裂する肉離れを起こしたのではと考えています(MRIを撮ってないので、肉離れだったかどうかは分かりません)足の肉離れとは比較にならないほど痛いと言うので有名らしいです。過去に巨人軍の原監督が選手時代にプレイ中にこの怪我をしまして泣きながら退場したと言うエピソードがあるほどです。

公立病院と私立病院

前述の養和病院は私立病院で、一方でクイーンエリザベス病院は公立病院となります。

緊急搬送された私立の養和病院は料金が高いせいか、大きな混雑はありませんでした。(平日の夜8時か9時ぐらいに運ばれたせいもあるかもしれません)

その一方で、公立のクイーンエリザベス病院は、料金が安く原則的に診療拒否できないため、比較的混雑しており、朝と言う時間もあったせいかもしれませんが、生命に関わらないような場合は、 緊急で運ばれても34時間は見てもらえないことを覚悟する必要があります。ハーガウも幸いにして待っている途中で痛みをひいたため、助かりましたが、最初の痛みがずっと4時間も続いたまま放置されていたかもしれないと思うと、結構きついものがあると思いました。

それでも、一定の医療水準を維持し、日本のような国民皆保険制度がないないにもかかわらず、大変安い値段で医療サービスを受けられるのはすばらしいと思いました。

香港の医療制度と医療保険

世界的に見れば、比較的安い税率となっている香港は、極力公共サービスを小さくする、いわゆる、小さい政府を標榜しており、医療についても当然ながら、日本のような国民皆保険制度は存在しないため、市民は、大変な混み合いを覚悟で、公立病院で医療を受けるか、個人で医療保険に加入し万が一何かあったときは個人で加入した保険を用いて私立病院で受診医療を受けると言う方法しか存在しません。ハーガウは会社で保険に入ってくれているため、万一病気になった時は保険会社が提携している私立病院に行き診療受けています。人口が減少していく中で、医師による無駄な薬の処方や不必要な手術が行われるなどにより、医療費の乱用が行われるなど、賛否両論のある日本の国民皆保険制度ですが、海外に出てみると、いざと言うときにはお金をあまり気にせずに病院にかかれる日本の医療システムと言うのは、大変にありがたいものなのだと改めて感じたのでした。

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